つみたてNISAを行う場合は楽天証券とSBI証券はどちらが良いのでしょうか?
どちらもネット証券として大手で人気が高い証券会社です。私はSBI証券で口座開設をしていますが、改めて両社を比較してみると意外な違いを発見しました。
そして今、後悔しています・・・。
本記事では楽天証券とSBI証券を徹底的に比較して後悔のない証券会社選びをサポートします。
本記事の結論。楽天証券がおすすめ
冒頭いきなりの結論ですが、楽天証券がおすすめです。
理由はポイント制度が非常に優秀である点です。楽天カードで購入すれば即1%のバックがある上に、投資信託を保有しているだけでポイントが入る神仕様です・・・!
僕はこれを知らずにSBI証券で口座を開いており正直後悔しています・・・!
それでは楽天証券とSBI証券の違いについて比較してみましたので、詳しく解説していきたいと思います。
つみたてNISAは楽天証券とSBI証券のどっちが良い?比較してみた
【つみたてNISA】楽天証券とSBI証券比較表
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
取扱商品数 | 152 | 153 |
最低積立金額 | 100円~ | 100円~ |
毎日積立 | 〇 | 〇 |
ポイント制度 | 〇 | 〇 |
クレジットカード購入 | 〇 | × |
お買い物ポイントアップ | 〇 | × |
IPO | △ | 〇 |
つみたてNISAにおける楽天証券とSBI証券のスペックをまとめてみました。基本的な機能はほぼ変わらないのですが、ポイント制度に大きな違いがあります。
それぞれの証券会社について詳しく解説していきます。
取扱商品数はほぼ互角。一部SBIオリジナル投資信託がある
つみたてNISAの取扱商品数については楽天証券とSBI証券でほぼ違いはありません。
ただ、SBI証券のほうが執筆時では1本だけ品ぞろえが良いです。これはSBI証券オリジナルの投資信託です。
- SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
というインデックスファンドです。S&P500に連動する投資信託です。
最大の特徴は手数料の安さです。手数料は年0.0938%程度ということで執筆時においては手数料は全投資信託中最安値となっています。
手数料については三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がSBI証券の投資信託に追従しています。
こちらの投資信託の手数料は0.0968%以内ということで、0.003%だけ高くなっています。そのため楽天証券の場合は、こちらの投資信託を選択することになります。
とはいえ、個人的には三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)でも十分だと考えています。
理由としては三菱UFJ国際-eMAXIS Slimは常に業界最安値を目指している投資信託であるからです。
もともとは0.15%の手数料だったのですが、ライバルの投資信託がでるたびに徐々に値下げを続けてきました。
そのため、こちらのシリーズの投資信託を保有しているだけで自動的に最安値の投資信託に合わせてくれるため、持っているだけで放置することができます。
個人的には、投資信託の手数料の安さを追従するのが面倒なため、自動的に手数料が下がってくれる投資信託を保有したいと考えています。
そのため、私は
- SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
を保有せずに
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
を保有しています。
手数料の比較。同一商品であれば同じ手数料。
SBI証券と楽天証券の手数料の比較ですが、同一商品であれば同じ手数料です。この点ではほぼ差がないため特に気にする必要はないでしょう。
当然両社は銀行窓口やゆうちょ銀行などで購入するよりも手数料がかなり割安ですので、どちらで口座開設しても手数料という点では後悔しないでしょう。
最低積立金額は、SBI証券、楽天証券ともに100円~
意外と見落としがちなのが最低積立金額です。サラリーマンの方であればお小遣いの一部を投資したいと考えている人も多いと思います。
楽天証券やSBI証券は100円からつみたてNISAを行うことができます。これはかなり素晴らしいと思います。小額から投資することができるためおすすめです。
ちなみにゆうちょ銀行や三菱東京UFJ銀行では最低投資額が1000円~となっています。
【参考最低投資額】
- ロボアドバイザー 100,000円~
- 株式投資 100,000円~
- 不動産投資 10,000,000円~
- つみたてNISA 100円~
世の中には色々な投資があると思いますが、上記のように比較してみると圧倒的に気軽に始められるのはメリットだと思います。
毎日積立にはSBI証券、楽天証券ともに対応
つみたてNISAでは基本的には積立を利用してコツコツ投資していくことになります。
楽天証券とSBI証券は
- 毎月投資
- 毎週投資
- 毎日投資
の3つに対応しています。この中で毎日投資に対応している点が非常に優秀だと感じています。
毎日少しずつ分散して投資することができるため、よりリスクを低減させた投資を行うことができます。
例えば一括で大きく投資してしまうと、翌日に大暴落があったときに大きな損失になってしまいます。
分散して購入することでこういった大暴落のショックを低減させることができます。
つみたてNISAで購入する際には毎日投資を行ってリスクを低減させましょう。
クレジットカード決済は楽天証券のみ対応
クレジットカード決済は楽天証券のみが対応しています。
クレジットカード決済を利用することでポイントを得ることが可能です。
楽天カードでは最大で月5万円までの投資にポイントが付与されます。
つみたてNISAの上限は年間40万円で、月にすると33,333円です。
そのため、年間400ポイント、月33ポイントほど得ることができます。
こちらのポイントは積立設定を行えば完全に自動的に付与されます。
不労所得に近いものですので、是非利用したいですね。
ポイント制度は互角。2000万円以上はSBI証券が有利
【SBI証券】
(A)通常銘柄
全対象銘柄((A)~(E))の月間平均保有金額が
1,000万円以上:年率0.2%
1,000万円未満:年率0.1%(B)当社指定銘柄Ⅰ:年率0.05%
(C)当社指定銘柄Ⅱ:年率0.03%
(D)当社指定銘柄Ⅲ:年率0.02%
(E)当社指定銘柄Ⅳ:年率0.01%
SBI証券のポイント制度は上記のとおりです。SBI証券の場合はTポイントカードに還元となります。
還元率は年間0.01%~0.2%です。SBI証券は投資信託によって還元されるポイントの割合が変わります。
少々複雑なのがデメリットといえます。
またインデックス投資のように手数料がもともと安い投資信託については還元率が低い傾向にあります。
0.03%あたりが平均的な還元率です。
【楽天証券】
50万円以上~200万円未満:50ポイント
200万円以上~400万円未満:100ポイント
400万円以上~600万円未満:150ポイント
600万円以上~800万円未満:200ポイント
800万円以上~1000万円未満:300ポイント
1000万円以上~2000万円未満:500ポイント
2000万円以上:1000ポイント
楽天証券は保有している投資信託について一律でポイントを還元されます。
ポイントの量については保有している投資信託の額によって変わります。
年利にすると、年間0.03%~0.12%となります。ポイント還元については2000万円で頭打ちとなり最大月1000ポイントの還元を受けることができます。
楽天証券についても平均的な還元率は0.03%前後が基準になります。
保有自体のポイント還元は大きな差はありませんので、楽天証券とSBI証券は実質互角となります。
しかし、2000万円以上の大きなお金で投資信託をする場合はSBI証券の方が有利といえます。
楽天証券では楽天でのお買い物がお得になる
楽天証券では条件を満たすと楽天でのお買い物の際にポイントが+1倍もらえます。
- 1ポイント以上利用する
- 1回500円分以上購入する
- 楽天スーパーポイントコースに設定する
といった条件を満たせばすぐにポイントが+1倍になります。
普段楽天でお買い物をする方にとったはかなりお得になる制度ですので、是非利用していきましょう。
【おまけ】IPOはSBI証券が強い
つみたてNISAではありませんが、IPOではSBI証券が強いです。IPOは新規上場株式です。投資の初心者にも人気が高いです。
【結論】つみたてNISAはSBI証券よりも楽天証券がおすすめ
最終的な結論としては、つみたてNISAを始めるのであれば楽天証券がおすすめです。
楽天証券はポイント還元が強い
- 楽天カードによる1%還元
- 投資信託保有によるポイント還元
- 楽天のお買い物によるポイント還元
楽天証券のポイント還元はSBI証券よりも強いです。
楽天カードによる還元、投資信託保有によるポイント還元、買い物でのポイント還元などを考えると、かなりお得です。
SBI証券も他の証券会社と比較するとかなり条件は良いのですが、楽天証券が圧倒的にお得すぎる形になっています。
【SBI証券と楽天証券の使い分け】SBIは2000万円以上の場合に利用
SBI証券と楽天証券の使い分けについてです。
【SBI証券が活躍する場面】
- 2000万円以上の投資信託購入
SBI証券が活躍する場面は上記のとおりです。SBI証券は保有している投資信託のポイントバックの上限がありません。そのため楽天証券が上限としている2000万円以上の投資信託を購入する場合はSBI証券を検討しましょう。