ウェルスナビとフォリオではどっちが良いのでしょうか?
どちらもロボアドバイザーとして似ているようですが、比較してみると特徴が全然違うことが判明しました。
本記事ではウェルスナビとフォリオの徹底比較を行っていきたいと思います。
ウェルスナビとフォリオの比較表
【ウェルスナビとフォリオの比較表】
ウェルスナビ | フォリオ(おまかせ投資) | |
---|---|---|
テーマ投資 | × | 〇 |
手数料 | 0.9~1.0% | 1%(税抜) |
最低投資額 | 10万円 | 10万円 |
再投資 | 〇 | × |
リバランス | 〇 | 〇 |
積立 | 〇 | × |
DeTax | 〇 | × |
キャンペーン | 〇 | × |
ウェルスナビとフォリオの違いは上記の表のとおりです。
テーマ投資が行えるのがフォリオ、全体的に機能が高いのがウェルスナビという違いです。それではそれぞれの違いを解説していきたいと思います。
ウェルスナビとフォリオはどっちがいい?徹底比較
フォリオのおまかせ投資はテーマ投資との併用ができるのが最大のメリット
フォリオのおまかせ投資はテーマ投資と併用できる点が優れています。
テーマ投資は「ドローン」「宇宙開発」「カジノ解禁」など自分の好きなテーマに投資を行うことができます。
テーマ投資についてはおおむね10社に分散投資することが可能です。テーマ投資はすべてが「株式」への投資となります。
そのため、フォリオのおまかせ投資と組み合わせることで、より高いリスクを取って高いリターンを目指すことができます。
テーマ投資についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒FOILO(フォリオ)の評判まとめ!メリット・デメリットを解説。投資して儲かるか?管理人の運用実績も公開しています。
ちなみにですが、フォリオのメリットはテーマ投資との併用ができる、という点のみです。ロボアドバイザーとしてはウェルスナビの方が一歩先をいっています。
手数料はウェルスナビには割引制度がある
ウェルスナビは手数料の割引制度があります。積立投資を行うことで最大で0.90%にまで手数料を割引にする制度です。
フォリオについては手数料1%(税抜)で固定となります。割引制度がないため、手数料比較ではウェルスナビが勝利です。
フォリオのおまかせ投資とウェルスナビは10万円から投資が可能
フォリオとウェルスナビは相応とも10万円からの投資に対応しています。この点では互角と言えますね。
ロボアドバイザーではTHEO(テオ)が1万円からの投資に対応しているため小額投資を目指している方はチェックしてみるのも良いです。
⇒THEO(テオ)の評判と私が投資した結果の運用実績を公開!損失も報告中
フォリオは分配金の再投資ができない。ウェルスナビは可能
フォリオの残念な点は分配金の再投資に対応していない点です。ウェルスナビでは分配金の再投資に対応しています。
分配金の再投資を行うことで、複利で資産を増やすことができます。
【分配金を受け取る場合と、再投資する場合の資産の増え方】
分配金受け取り | 分配金再投資 | 差額 | |
5年後 | 1,150,000 | 1,159,274 | 9,274 |
10年後 | 1,300,000 | 1,343,916 | 43,916 |
20年後 | 1,600,000 | 1,806,111 | 206,111 |
30年後 | 1,900,000 | 2,427,262 | 527,262 |
※分配金は年率3%として仮定しています。
分配金をその都度受け取る場合と、再投資する場合を比較しています。再投資をする場合は、再投資した資金にも分配金が付くため、雪だるま式に資産が増えています。
対して、その都度分配金を受け取る場合は、資産の増え方は一定となっています。
長期投資を行う場合では分配金の再投資というのは、基本中の基本であり、僕個人も再投資をおすすめしています。
分配金の再投資にはウェルスナビが対応しているため、この点で比較するとウェルスナビが圧勝ということになります。
フォリオとウェルスナビはリバランスに対応
リバランスとは、資産のメンテナンスのことです。
例えば株50%:債券50%で保有していたとします。株の人気が出て価値が高まると株60%:債券40%というように資産の割合が変化することがあります。
株50%:債券50%が最適な人なのに資産のバランスが崩れてしまっていますよね。このような状態になると、必要以上にリスクを取ってしまう恐れもあります。
このような状態になるのを防ぐために、バランスを保つように売り買いを行います。これをリバランスと言います。
このリバランスについてはフォリオ、ウェルスナビの両方で対応しています。
リバランスを行うと、運用成績が改善することが見込まれます。この点でもウェルスナビの勝利ですね。
フォリオは積立投資ができない。ウェルスナビは可能
フォリオは自動の積立投資に対応していません。ウェルスナビは自動の積立投資に対応しています。
自動積立は購入価格を安定化させることに役立ちます。
上記の表のように、株や債券の価格とは常に上下しています。買う期間を分散することで、平均的な値段で購入することができます。
よりリスクを抑える運用をしたい場合はウェルスナビを選択しましょう。
Detax(税金の軽減)機能はウェルスナビのみ
ウェルスナビの目玉機能としてDetax機能があります。これは、資産の売却と購入を組み合わせることによって税金の負担を軽減する機能です。
実際にどの程度効果があるか、という点については、下記インタビューにて答えています。
多くの場合、「DeTAX」(デタックス)の機能により年間0.4~0.6%程度の負担減となる
「WealthNavi for SBI証券」のウェルスナビ株式会社 柴山CEOへインタビュー
なんと、年間で0.4~0.6%もの差が出てくるようです。ウェルスナビの手数料が1%~0.9%でしたので、それを考えるとかなりお得な機能ですね。
ウェルスナビはキャンペーンに積極的
ウェルスナビは各種キャンペーンに積極的です。
- 積立投資キャンペーン
- 10万円以上振込キャンペーン
- 招待キャンペーン
などがあります。キャンペーンについては期間限定で開催されていますので、お早めに応募した方が良いでしょう。
また、キャンペーンを行っていない場合でも口座開設後に応募できるものもあるため、とりあえず口座開設をしておいた方が良いと思います。
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結論:ウェルスナビがおすすめ!
さて、フォリオとウェルスナビの違いを本記事では比較してきました。
フォリオの最大のメリットはテーマ投資と併用ができる、という点です。テーマ投資とロボアドバイザーを両方ともやりたい方はフォリオがおすすめです。
しかし、ロボアドバイザーとしての基本的な機能がしっかりしているのはウェルスナビですね。
ウェルスナビとフォリオの評判、運用実績について
ウェルスナビの評判や運用実績については下記記事にて報告しています。
フォリオのおまかせ投資については下記の記事にて報告しています。
FOLIO(フォリオ)のおまかせ投資をやってみた!運用実績とメリットデメリットを解説!
フォリオのテーマ投資について詳しくはこちらの記事です。
FOLIO(フォリオ)のおまかせ投資をやってみた!運用実績とメリットデメリットを解説!