ウェルスナビのリスク許容度はどれがいいのかな?おすすめがあればだれかに教えて欲しい!と悩んでいませんか?
今回の記事ではウェルスナビのリスク許容度のおすすめについて解説していきます。
目次
ウェルスナビのリスク許容度のおすすめはどれ?
ウェルスナビのリスク許容度は最初の無料診断時にウェルスナビによって提案されます。
リスク許容度は5段階の種類があり、ウェルスナビが提案した投資方針意外にも僕たちユーザーが好きなリスク許容度に変更することもできます。
おすすめのリスク許容度という点ですが結論から申し上げますと、基本的にはリスク許容度5がおすすめです。
ただし、長期投資をする、定額を積立て続けるという条件付きです。
それではその理由を各リスク許容度を比較しながら解説していきます。
いきなり結論:シミュレーションまとめ
リスク許容度を全て試してみた結果を一覧表にまとめてみました。
【100万円を30年間投資した場合のシミュレーションまとめ】
リスク1 | リスク2 | リスク3 | リスク4 | リスク5 | |
---|---|---|---|---|---|
30%以上 | 275万円 | 347万円 | 447万円 | 545万円 | 620万円 |
50%以上 | 210万円 | 254万円 | 313万円 | 367万円 | 405万円 |
70%以上 | 160万円 | 186万円 | 220万円 | 248万円 | 266万円 |
2倍になる確率 | 54% | 66% | 74% | 79% | 82% |
リーマンショックのダメージ | 約29万円 | 約35万円 | 約41万円 | 約46万円 | 約50万円 |
まとめると、リーマンショック時のダメージが一番少なかったのはリスク許容度1です。しかし、リターンが一番大きくなる確率が高いのはリスク5です。
コストパフォーマンスはリスク許容度5が圧倒的に良いと言えるでしょう。
リスク許容度5に設定する場合に気を付けたいこと
リスク許容度は基本的には5がおすすめですが、気をつけたいことがあります。それは暴落時に焦って売って全て現金化してしまわないことです。
リスク許容度5では、リーマンショック級の暴落がきた場合には資産が半分になってしまう可能性があります。
価格が下落したときには、焦って売ってしまう人が多くいますがかえって損失を拡大させることになります。
暴落がおきたときこそ、冷静になって焦らないことが大切です。
リスク許容度5 + 積立投資 がおすすめ
暴落時にはリスク許容度5では資産価値が半額になります。
そこでおすすめなのが積立投資です。積立投資のメリットは高いときに少なく購入し、安い時に多く購入することができる点です。
つまり、高掴みしてしまう可能性が低くリーマンショック時のダメージを軽減することができます。
万が一リーマンショック級の暴落が起きてしまっても、リーマンショック後に安く買うことができます。リーマンショックが落ち着いて景気が回復してくれば、かなり大きなリターンを狙うことができます。
リスク許容度と積立の関係性については、こちらの記事が詳しく解説されています。
2008年から詳しく分析されていますので、とても勉強になります。
⇒【ウェルスナビ】積み立て金額とリスク許容度の関係について考えてみた
管理人も月々3万円の積立を実施することでリスクを低く抑えています。積立投資を活用すれば低いリスクで大きなリターンを得ることができますのでおすすめですね。
ウェルスナビでは簡単に積立投資の設定を行うことができるため、一度チェックしてみてください。
ウェルスナビの評判や当サイトの運用報告は下記の記事で紹介しています。一度チェックしてみてください。
⇒評判のウェルスナビをやってみた結果損失が出た。運用実績報告
リスク許容度ごとの比較
リスク許容度1
リスク許容度1は最もリスクが低い資産分配です。
米国債や物価連動債といった債権を中心に投資を行います。債権は国や自治体などにお金を貸すことで金利を得る商品です。お金を貸すわけですから、返してもらう権利が当然あります。そのため株式よりもリスクが低いと言われています。
100万円を投資すると30年後のリターンはいくらになるかシミュレーションしてみました。
【30年間のシミュレーション結果】
- 30%の確率で275万円以上
- 50%の確率で210万円以上
- 70%の確率で160万円以上
- 資産が2倍になる確率は54%
という結果でした。30年預け続ければ100万円が54%の確率で2倍になります。リスク許容度1でリスクを抑えている運用の割には、なかなかの成績ですね。
次に過去のシミュレーションです。リーマンショックでどれだけダメージがあるかに注目してください。
【リーマンショックのダメージ】
- 100万円→71.26万円に
ということでリーマンショック時のダメージは約29万円でした。世界的に株価は半額にまで落ちたということを考えるとダメージは少ないと言えるでしょう。
リスク許容度2
リスク許容度2は米国株式と米国債券を中心に投資を行う方法です。リスク許容度2ではリスク許容度1よりも株式を多く取り入れているのが特徴です。ただし、まだまだ債権の割合が大きく守りが優先の投資方法と言えるでしょう。
【30年間のシミュレーションの結果】
- 30%の確率で347万円以上
- 50%の確率で254万円以上
- 70%の確率で186万円以上
- 資産が2倍になる確率は66%
という結果でした。30年後に資産が2倍になる確率は66%ということでリスク許容度1よりも平均的には成績が上がっていますね。
【リーマンショックのダメージ】
- 100万円 → 65.38万円
100万円を運用した場合はリーマンショックでは約35万円のダメージを受けています。リスク許容度1よりも米国の株式の比率を高めているため暴落時のダメージをより多く受けてしまうようですね。
リスク許容度3
リスク許容度3は債権の割合を減らして米国株、日欧株の割合を高めています。債権と株式にバランスよく分散的に投資しているスタイルです。
【30年間のシミュレーション結果】
- 30%の確率で447万円以上
- 50%の確率で313万円以上
- 70%の確率で220万円以上
- 資産が2倍になる確率74%
という結果でした。資産が2倍になる確率は74%ということで確率がどんどん上がっていっていますね。
【リーマンショックのダメージ】
- 100万円→59.33万円
リーマンショックのダメージは約41万円でした。株式の比率が高くなっているためダメージもつられて大きくなっていますね。半額とまではいきませんが、精神的には落ち込みそうですね。
リスク許容度4
リスク許容度4は債権の比率を減らして米国株と日欧株を中心に分散的に投資するスタイルです。
米国株の比率が最も高くなっているためアメリカの景気動向に左右されやすいスタイルですね。
【30年間のシミュレーション結果】
- 30%の確率で545万円以上
- 50%の確率で367万円以上
- 70%の確率で248万円以上
- 資産が2倍になる確率は79%
リスク許容度4では30年で資産が2倍になる確率は79%という結果になりました。おおむね8割ほどの確率で2倍になりますね。
なかなか魅力的な確率ですね。
【リーマンショックのダメージ】
- 100万円→54.33万円
リーマンショックのダメージは約46万円でした。おおむね半分近くにまで資産が落ち込んでいますね。これは精神的には厳しそうですね。
リスク許容度5
最後にリスク許容度5についてです。リスク許容度5では、米国株と日欧株を中心に投資しています。新興国株の比率も少し高めていることでリターンを最大限化しているのが特徴です。
【30年間のシミュレーション】
- 30%の確率で620万円以上
- 50%の確率で405万円以上
- 70%の確率で266万円以上
- 資産が2倍になる確率は82%
ついに30年で資産が2倍になる確率が82%になりました!8割以上の確率で資産が2倍になるのは成績としては素晴らしいですね。
【リーマンショックのダメージ】
- 100万円→50.83万円
リーマンショックのダメージは約50万円です。ダメージは大きいと言えます。精神的にかなり厳しい状態になることは覚悟した方が良さそうです。
ウェルスナビのリスク許容度5よりも、さらにリスクを取りたい場合
リスク許容度5が、ウェルスナビで最もパフォーマンスがでる設定です。ウェルスナビではこれ以上のリスクをとることができません。
さらにリスクを取りたい場合は、ほかのサービスも併用する必要があります。
管理にはFOLIO(フォリオ)というサービスを併用しています。ロボアドバイザーに近いテーマ投資という方法で分散投資を行うことができます。
テーマ投資では株式に100%投資できるため、パフォーマンスの上昇を見込めると思うので気になる方はチェックしてみてください。